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2017年4月5日

パルシステム神奈川ゆめコープ 2017年4月度 活動政策拡大学習会 
協同組合とは?〜ユネスコ無形文化遺産に登録された理由〜

ドイツの2つに団体が共同で推薦したことを受け、ドイツユネスコ委員会が申請した「協同組合の理念と実践」が、昨年の11月30日、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されました。決定にあたってユネスコは、協同組合を「共通の利益と価値を通じてコミュニティづくりを行うことができる組織であり、雇用の創出や高齢者支援から都市の活性化や再生可能エネルギープロジェクトまで、さまざまな社会的な問題への創意工夫あふれる解決策を編み出している」としています。

世界遺産の英語表記は「The world heritage」です。「heritage」を外務省は「遺産」と訳しましたが、「相続財産」や「伝統」という意味もあります。形のある文化遺産はいずれなくなりますが、無形文化遺産は努力すれば永久になくならないものですから、次世代に引き継いでいく努力が必要になっています。

 

これはこの間の協同組合に対する世界の評価、

  • 国連が2030 年に向けて定めた意欲的な17の取り組み課題「持続可能な開発目標(SDGs)」に対して、価値 と原則に基づき人々のニーズに応えるために存在している事業体として、協同組合は、持続可能な開発目標を達成するのにふさわしい協力者とする評価。
  • 国際労働機関(ILO)の、「協同組合は人を中心に据え、価値に導かれる組合員が所有する事業として平等を促進してきた長い伝統があり、生産性と収入を生む将来性のある企業モデルを形成しているだけでなく、性、年齢、人種、民族性、性的指向、差違ある能力に基づく社会的不平等、差別、排除に取り組むことを手助けする格好の位置に存在しており、すべての人のディーセント・ワークの実現に効果的な手段」との評価。
  • そして、国連が2012年を国際協同組合年と議決した理由すなわち、「協同組合は女性、若者、高齢者、障害者および先住民族を含むあらゆる人々の経済社会開発への最大限の参加を促し、経済社会開発の主たる要素となりつつあり、貧困の根絶に寄与するもの」として、各国に社会開発における協同組合の可能性と貢献への認知度を高め、協同組合の発展を支援することを促したこと。

などに続く、国際社会からの協同組合の事業と活動への評価と期待に他なりません。

私たちは、持続可能な社会に向けて国際社会から協同組合への評価と期待が高まっていることを受け止め、協同組合に確信を持ち、ふだんの自己改革をすすめながらくらしや地域社会へのお役立ちを高めていきます。

 

今回の学習会は、このように協同組合の地域社会への貢献、持続可能な未来のための行動が、国際社会からの評価と期待になっています。日頃「便利だから」「安心だから」利用している商品や、参加している様々な活動が、どのような背景の元で行われ、またどのような社会づくりに役立っているのか、学ぶ企画です。

そのために「協同組合の父」と呼ばれる、日本の協同組合運動の礎を築いた賀川豊彦の生涯から協同組合の今後の課題まで学びました。

今回は拡大政策学習会としてオープン企画でしたので、神奈川県生協連の会員生協の皆さまも一緒に学習することができました。ありがとうございます。 

日時

2017年4月4日(火)10時〜12時

会場

横浜市スポーツ医科学センター 2階 大研修室

〒222-0036 神奈川県横浜市港北区小机町3302-5(日産スタジアム内)

講演

「協同組合文化を耕そう〜よりよい社会をつくるために〜」

講師

加山 久夫さん

賀川豊彦記念松沢資料館理事長、日本基督教団横浜上倉田教会牧師、明治学院大学名誉教授。 「賀川豊彦を知っていますか―人と信仰と思想」(教文館 2009/05)「友愛の政治経済学」(賀川豊彦著、加山久夫・石部公男翻訳)(コープ出版2009/06)など

参加者

80名

次第

開会:

山谷智子(パルシステム神奈川ゆめコープ常任理事)

挨拶:

吉中由紀(パルシステム神奈川ゆめコープ理事長)

パルシステム神奈川ゆめコープの概要:山谷智子(パルシステム神奈川ゆめコープ常任理事)  

講演:

「協同組合文化を耕そう〜よりよい社会をつくるために〜」

加山久夫さん(賀川豊彦記念松沢資料館理事長、日本基督教団横浜上倉田教会牧師、明治学院大学名誉教授)

質疑応答

 

閉会挨拶:

渡邊たかし((パルシステム神奈川ゆめコープ専務理事)

   

 

賀川豊彦記念松沢資料館のご案内

賀川豊彦の思想と実践を後世に伝えるために、賀川豊彦に関する資料の蒐集、保存、公開、展示、その他の社会教育事業を行っています。運営は、公益財団法人賀川事業団雲柱社。資料館の主な活動は、常設展示(原資料とパネルによる)、特別展示(不定期)、レファレンス、資料蒐集、出版(「雲の柱」等の刊行)、および団体向けセミナーです。

開館時間

10時〜16時30分(入館は16時まで)

休館日

日曜日、月曜日、夏期、年末年始(月曜日が祝祭日の時は翌火曜日が休館)そのほか展示替え期間など

入館料

一般300円/小、中、高校生、シニア、障害者200円

アクセス

京王線「上北沢駅」下車徒歩3分

 

 

賀川豊彦(1888〜1960)

現代の様々な協同組合、社会運動組織の礎を築いた人。“協同組合の父”と呼ばれます。キリスト教の洗礼を受けた賀川は、若き日、神戸のスラムに身を投じて貧しい人々の救済に専念し、「貧民街の聖者」として日本よりもむしろ世界的な知名度が高く、アメリカでは、「世界の三大偉人」としてガンジー、シュバイツァーと並び称されることもあります。ノーベル平和賞候補にも4度推薦されました。

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